塩素イオン計/品番 MB27L-10ZK
自動温度補正式高性能塩素イオン電極
測定レンジ自動切替え機能
バックライト機能
メモリ機能付き(最大30件)
防水構造(IP67相当)
鉛フりー実装回路基板
汚れ防止ビニールカバー標準付属
塩素イオン計
品番 MB27L-10ZK
価格 \149,000-

■自動温度補正塩素イオン電極
温度測定素子が温度変化による誤差を自動補正します。
■高性能塩素イオン電極
低濃度から高濃度まで測定可能な塩素イオン電極0.1~1999mg/?まで直線特性で測定可能。
■mVモード
mVモードで電極の起動力測定・良否判定が可能
■測定レンジ自動切替え機能
測定レンジ100~2000mg/?では1mg/?、99.9mg/?以下では0.1mg/?の分解能に自動切替になります。
●塩素イオン電極で残留塩素が測定できるか?
塩素イオンは、水に溶けている塩素分です。すなわち、水中に溶解している塩化物中の塩素分のことです。
例えば食塩は塩化ナトリウムNaClですが、これが水に溶解すると、Na+とCl-に分かれます。
Cl-は水中では塩素イオンになります。
塩素イオンは塩分濃度の指標として食品、化学、養殖、浄化槽、河川等あらゆる分野で測定される重要な水質項目です。
残留塩素は、水中に残留する全ての有効塩素(消毒効果(酸化力)のある塩素)で、遊離残留塩素や、結合残留塩素と呼ばれるものです。 上述したとおり、塩素イオンと残留塩素は別のものです。
従って、塩素イオン濃度が高いからといっても殺菌用の塩素が十分である訳ではありません。
また、塩素イオン計で残留塩素の測定はできません。
●浄化槽放流水の塩素イオン測定の必要性
浄化槽に流入する生し尿の塩素イオンは約5500mg/Lとされています。
塩素イオンは生物処理では分解しないので放流水の塩素イオン濃度を測定すると何倍の水道水で希釈されたかの判定ができます。
例えば、浄化槽放流水の塩素イオン濃度が110mg/L、水道水の塩素イオンが20mg/Lとすると、5500÷(110-20)=61.11よって、約61倍の水で希釈されていることになります。
これは浄化槽管理の重要な水質測定項目になっています。
■主な使用場所

■測定例

■防水構造(IP67相当)
●防水/防滴プラグ/コネクター、防水パッキン採用
雨天屋外での使用や、万一の場合でも、計器が防水なので安心して使用OK

■バックライト機能
●バックライト機能付きで暗い所でも読み取りOK
測定モード中、バックライトスイッチを押す
→LED点灯→3秒後自動消灯


■測定値メモリー機能
●MEMO.キーを押すと測定値が記憶されます。
▲▼キーでメモリーデータを呼び出せます。
最大30件の測定値を記憶、呼出しできます。


品番 |
MB27L-10ZK |
測定対象 |
水中の塩化物イオン |
表示 |
液晶デジタル4桁表示 |
測定範囲 | Cl:0~2000mg/L mV:-1000mV~1000mV |
分解能 | Cl:0.1mg/L(0~99.9mg/L) 1mG/L(100~1999mg/L) mV:1mV |
繰り返し性 | Cl:±2mg/L以内(0~99.9mg/L) ±5mg/L以内(100~1999mg/L) mV:±2mV以内 |
温度補償 | マイコンによる自動温度補償 |
メモリー機能 | 最大30件 |
周囲温度 | 0~45℃ |
校正方法 | 10mg/L 1000mg/L塩素イオン標準液による2点校正 |
外形寸法 | 本体:70(W)×36(H)×170(D)mm 電極:Ф16×183 |
重量 | 本体:約300g、電極:約100g(ケーブル1m含む) |
標準構成 | 計器本体(乾電池付)、塩素イオン電極(CL-2206)、 塩素イオン標準液(50mL)10mg/L、1000mg/L 各1本、 電極内部液(50mL)、スポイト2本、取扱説明書、保証書、 イオン活量強度調整剤(50mL)、ビニールカバー、ストラップ |
標準外付属品 | 塩素イオン標準液 10mg/L (250mL) 塩素イオン標準液 1000mg/L(250mL) 電極内部液 (50mL) イオン活量強度調整剤(ISAB) (250mL) |
■塩素イオン電極仕様
品番 | CL-2206 |
ケーブル | 1m |
材質 | PP、ABS、PVC、シリコン、塩化銀 |
寸法 | φ16×183 |
重量 | 約105g |
選択性 | S2=共存不可 CN-I-=10-5 Br-S2O32-=10-2 NO3-、SO42-、CO32-、PO43-、F-=103 |
